介護だって営利を忘れず宣伝しよう！
現代は宣伝の時代といっても過言ではありません。どんな事業であれ、宣伝効果を上げた企業が強いのです。介護事業だってその類には漏れません。営業面も考えておくべきだと思います。世のため人のためと思って開業しても、利用者がいないのでは本末転倒です。また、自分の理念を知ってもらうことも価値があります。どのように社会貢献したいのかを訴え、施設利用者のためになることを説くのも事業者として必要なのです。
さまざまな広報手段を考えて
宣伝にはどのようなことをすればいいのでしょうか？考えてみましょう。一般的なのはチラシや新聞広告というところでしょう。介護事業の性格上、あまり派手な広告は打てないだろうと思います。どのような施設であるのか、どんな福祉サービスが受けられるか、どんなスタッフがいるか、事業者がどんな理念を持った人物か、などをまとめるのです。自分で配布するのでもいいですし、資金に余裕があれば新聞に折り込んでもらうのもいいでしょう。特に開業時は知ってもらうことが一番ですから、多くの人の目に触れる方法がいいでしょう。名刺や看板、パンフレットも考えたほうがいいですね。医療機関や知り合い、近隣住民への宣伝に大きく貢献するはずです。また、インターネットを活用しない手はありません。施設のウェブサイト、SNS、ブログなどで発信するのです。自分で作ればお金はかからなく、たくさんの人に知ってもらえます。フランチャイズ加盟で介護事業を開業するのであれば、本社からその辺のノウハウを指導してもらえるでしょう。ただ、その地域にいろいろと関わって営業するのは経営する事業者です。どんな情報発信が効果的か模索しなくてはなりません。
介護事業にとって効果的なPRとは？
介護事業の宣伝は、施設が親切で信用できることを知らせるのが効果的です。利用者は施設にサービスの快適さと、何かあったときの安心を求めるものですから、チラシでも名刺でもそれが感じられるデザイン、キャッチフレーズ、医療機関との繋がりなどを記載しておきましょう。開業前に、地域包括支援センターなどのケアマネジャーとパイプを作って宣伝しておくと、そこから利用者を紹介してもらうことが期待できます。もうひとつ、介護施設の利用者は「家から近い」をかなり重視します。介護事業を始めるエリアに比重を置いて営業することも効果的でしょう。開業前でも、早めに営業行動しておくことで、オープンから順調な出だしになるでしょう。
上手な宣伝が、上手な事業経営となる
宣伝が功を奏せば、経営する介護事業も自ずと好転します。なぜなら、開業直後の事業者の悩みである経済的な問題も解決するばかりか、介護を始めたことに対して大きな満足感を得られるからです。スタッフのモチベーションを維持するためにも、宣伝で集客することは必要となります。開業して、軌道に乗るまでは、スタッフも不安を抱えています。そうした不安は離職にも繋がり、労働意欲も低下させます。そんな施設に客が集まるはずもなく、悪循環となるでしょう。利用者の増加こそが、介護事業成功のカギというわけですね。施設の営業というのはそれだけ肝心なことなので、しっかりと計画して、実行してゆかなければならないのです。
まとめ
介護事業の開業を考える人は、意外とこの営業や宣伝を見落としがちなきらいがあります。介護に高い理想を抱き、福祉で世の中に貢献したいと先走ってしまい、つい広告などについては軽く見てしまうところがあるようです。しかし、現実に考えれば介護といっても儲けは出さなければなりませんし、儲けがなければ廃業することになるのです。フランチャイズ加盟だからお任せと考えたりせず、自分自身でも考えてゆかないといけません。
