せっかく社会貢献の理想に燃え、介護施設を立ち上げたとしても、そこには落とし穴もたくさんある。独立したとしても、そこには必ず成功者と失敗者が存在するものです。それを分けるのはなんなのでしょうか？介護フランチャイズの開業で成功するためのポイントとはなんなのか。始める前にきちんと考えて押さえておきたいものですね。
介護フランチャイズで成功するために
介護フランチャイズで成功する秘訣①
介護フランチャイズ選びはなにより最重要点になります。これで結果はほぼ決まるといっても過言ではないでしょう。良い企業を見分けるにはいくつかコツがあるようです。まずは事前の説明会でアタリをつけましょう。きちんと説明されているか。開業前の研修や営業、行政への申請や資金の融資といったサポートが充実しているかどうか。むろん開業後のサポートも大事です。あと、日本フランチャイズチェーン協会というのがあり、そこの会員になっている企業であるか確認しておきましょう。他にも展開する店舗数など、細かい点までチェックすることがお勧めです。
介護フランチャイズで成功する秘訣②
事業形態も考えておきましょう。福祉施設は数多く、利用者の獲得も熾烈ですから、他社との差別化を図る必要があります。大規模な施設にして多くの利用者を呼び込む、小規模でも特定のサービスに特化するなど、資金面を含めてフランチャイズ会社と相談できるのが理想です。デイサービスに訪問介護、送迎のあるなし、運営の簡略化、いろいろな工夫が肝心です。その辺は商売人としてのセンスが物をいうのかもしれませんね。当然フランチャイズ本部の協力も仰がなければなりません。調べてみますと、成功している介護施設というのはどこも緻密な戦略を駆使しています。
介護フランチャイズで成功する秘訣③
フランチャイズで施設の開業をした人の体験談の中には、家族の協力がなければ成功はできなかったという意見が多く見られました。たしかに家族の反対を押し切って開業しても、うまくいくはずありません。理解されずに家庭内がギスギスするようでは、仕事にも悪影響が及びます。また、家族に仕事の資格がなくても、経理や雑務などで仕事を補佐してもらうことで、運営はずっと楽になります。家族経営の介護施設は非常に多く、アットホームな雰囲気が利用者から快く思われることもあるそうです。こうしたことも売りにしてゆけば、施設成功につながることでしょう。
自分に合った介護フランチャイズを選ぼう
まずは自分の理想が叶えられるフランチャイズに加盟することが成功への近道なようです。ここで大切なのは、自分のビジョンをしっかりと持っておくこと。相手にすべて指図されて従っているようでは、つまらない仕事になります。良いフランチャイズと出会うには、自己分析することをお勧めします。自分は本当に介護の仕事がしたいのか、介護の分野に知識や興味をどれほど持っているのか、どのように社会に貢献したいのか、自分に合うことと合わないことはなにか、見つめ直してみるのです。それがわかれば、それに合うフランチャイズ企業が自ずと見つかるでしょう。趣味や経験などから探っていくと、自分が見えてきやすいと思います。それに加えて、資金などの現実的な問題を考慮し、契約する相手を決めるのです。独立を成功させるためには、自分の好みや適性をしっかりと見極めておくのが大事です。
まとめ
まったく別の仕事をしている人は、介護業に対して幻想のようなものを持っています。「人のためになる仕事がしたい」と安易な思いつきで始めても、苦労しなければならなくなります。理想はとりあえず置いておき、自分にその適性があるか考えましょう。そして「やれる」となったら、家族の理解を求め、契約するFCを吟味してゆくのです。この段階を怠ると、失敗しそうな気がします。開業を考え始めると、つい気持ちが前にいってしまい先走りがちになるものです。そこをグッと抑えて、現実的なビジョンを描くことが成功の秘訣ではないかと思えます。
