介護事業は儲けも見込める産業だった?
脱サラして独立、自分で事業を始めたいと思う人は多いでしょう。そこで「介護事業はどうか」と考える人も少なくありません。介護は公共事業で行政サポートも多く受けられますし、高齢化が進む中で成長産業となっています。今や10兆円をゆうに超え、近い将来数十兆円の巨大ビジネスになる可能性もあるのです。そして、純粋に人助けの仕事、感謝される仕事でもあり、起業するならお勧めなのです。そこで気になるのは利益でしょう。人助けとはいえ、儲けを捨てるわけにはいきませんしね。その観点から産業としての介護業を考えます。
気になる収入。年収数千万円も!
介護事業を始めて、どれだけ収入が得られるかは不安の種でしょう。介護にはデイサービス、訪問介護、老人ホームなどの施設があり、その規模などによって利益が違うため、いくら稼げるとはいえません。ただ、利用料は介護保険から確実に支払われますし、集客率がよほど悪いというのではない限り、安定して利益は上げられる事業だといえるでしょう。素人でも手を出しやすく、努力次第では年収数千万も夢ではありません。もちろん、経営に失敗する人もいます。そうならないために、成功するコツと失敗する理由を念頭に置いておくことです。
強い集客力こそが利益となる
どの事業でも同じかもしれませんが、利益アップは「多くの客」に「多く利用」してもらい「多くの単価」を使ってもらうことが大事です。なんだか当たり前のことみたいですが、介護事業だって同じです。「多くの客」は営業・広報、地域におけるブランド力などで集めましょう。単価については施したサービスの多少によるものですから、施設の売りやサービス内容を充実させることです。そして「利用」ですが、これも施設のサービス、雰囲気、職員の態度などで、「またお世話になりたい」と思わせるようにするのです。いわゆる企業努力というわけですね。利益アップのためには努力は惜しめないのです。
「人」と「お金」で失敗するな!
利益の出る施設を作りたいのなら、失敗例も知っておきましょう。失敗の原因はさまざまですが、突き詰めてゆくと「お金」と「人」のようです。思ったように収益を上げるには、施設の評判を作ってゆく必要があります。一朝一夕でどうにかなるものではなく、開業してしばらくはお金で苦労します。介護事業を始める際は、ある程度まとまった資金を用意し、自宅をオフィスにするなど安く済ませる対策を講じるべきです。また、周囲の人の協力も不可欠で、家族や職員、ケアマネージャーと良い関係であるほうがいいでしょう。これらがギスギスしていると健全な介護事業が運営できません。利用者からも敬遠されます。よく注意しておきましょう。
止まらない!介護事業の必要性
高齢化が止まりそうもない日本では、介護事業は成長が約束された産業です。市場はどんどん大きくなり、介護業が廃れることはありません。利益面でも期待できますね。訪問介護のような小規模施設から、大きな施設まであり、身の丈に合った経営も可能です。場合によっては介護事業を拡大し、さらに収益を上げることもできるのです。フランチャイズも充実しており、ゼロからでもスタートできるもので、経験のない人でも起業しやすい魅力もあります。社会貢献にもなって、やりがいも得られます。介護が起業にお勧めというのは、こうした理由からです。
まとめ
介護事業が利益の面でも、社会的な面でも、起業する価値のある事業ということがおわかりいただけたと思います。努力は当然ですが、サポートも多く、自分が理想とするカラーの施設も作りやすいのです。新しい人生を考える人には、心惹かれるものがあるのではないでしょうか。むろん、儲けを優先させるよりも情熱が大切な仕事ですが、伸び率の高い成長産業ということで、経済的に潤うことも魅力です。是非、一考してみましょう!