始める前に介護フランチャイズで開業した人の体験談でイメージする

インターネットの時代になって、多くの人の体験談を知れる機会が増えました。介護業をフランチャイズで始めようと考えている私のような者にとって、そうした先輩諸氏の介護施設開業の体験談は励みであり、良い警告ともいえるものです。いくつかの話を拾ってみました。そこから自分が開業したときのことを考えれば、参考や他山の石にできるはずです。

介護フランチャイズでの開業体験談

介護フランチャイズでの開業体験談①

体験談1「一般の商事会社で働いていましたが、地域に貢献したいと考えて、30代前半に思い切ってフランチャイズで介護施設を開業しました。開業資金は備品の購入なども含めて全部で800万円くらいでした。今思えば、かなり理想だけで突っ走っていたと思います。なにしろ全然畑違いの仕事。営業などが最初から上手くいくわけもなく、お客様を集めるだけでも大変でしたね。もちろん、経営は苦しい。開業して半年以上もお金のやりくりばかりに四苦八苦していました。そんな状態では職員もお客様も不安になります。腹をくくって、営業やサービスに精を出しました。開業一年もすると、どうにか軌道に乗ったという感じになりましたが、資金を回収するのにはずいぶんかかりましたね。最初から順調に運営するのは難しいです。今になって考えると、福祉業について無知すぎたのだと思います。脱サラすることに夢中になってしまい、事前準備を怠けていたことを反省しています」

介護フランチャイズでの開業体験談②

体験談2「デイケアで独立したいと考えていた。知人の親が世話になっていたので、滞在型の介護施設の現実はある程度わかっていたので、これは難しいだろうと思っていた。デイケアなら利用者が通いで来る。それほど大きな施設を作る必要がない。自宅を改装するだけでどうにかなりそうだった。そこで介護サービスのフランチャイズの説明会を聞きに行った。独自にやろうという気持ちもあったが、やはり不安もあったので、フランチャイズに加盟したほうがいいと決めた。なるべく、こちらの方針に一致するフランチャイズを探した。そこで考え方や経営法に齟齬があると、長くやっていくことはできないだろうという考えだった。50歳で開業。あれやこれやで1,200万円ほどを使ってのスタートだった。利用者もすぐについてくれ、今のところおおむね順調にきている。近所には高齢者も多い地域で、長く暮らしていて近所づきあいがあったことで営業にもなっていて、自宅での開業がうまくいったのだと考えている」

介護フランチャイズでの開業体験談③

体験談3「あるフランチャイズに加盟して介護の仕事を始めました。やってみて言えることは「介護業は甘くないぞ」ということです。こちらがまったくの素人同然だったので、介護の専門家の職員からの信用も得られにくかった。開業する前にもっとよく勉強していればよかったと後悔の日々でした。フランチャイズの研修はあるけれど、独自の勉強というのもやっておいたほうがいいですね。フランチャイズに加盟すると、いろんなサポートが受けられるのはいいんですが、こっちが任せっきりになるというか、どうしても楽をしてしまう。雇われ気分じゃだめです。自分が経営者で、自分の力で事務所を運営するんだという気持ちが大事。FCは相談役ぐらいに思うことです。施設の経営は、そのトップが汗をかかないといけません。そうじゃないと職員はついてこないし、利用者にも不信感が生まれてしまう。人間相手の仕事はこっちの気持ち次第ですよ。今は頑張って、どちらともいい関係になっていると思います」

まとめ

体験者の体験談ほどためになるものはありません。それらの体験談を拾ってゆくと、投資資金の安さ、仕事面でのサポートという点でFC開業のほうが素人にとって助かる部分が多いようです。同時に自分自身の努力も忘れてはならないと勧告する人も少なくありません。体験談から見える理想の開業とは、FC本部と自分自身の二人三脚という構図みたいです。

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