介護FCと契約する手順を知ろう!
独力で介護事業を始めるのは大変。ということで、今回は介護フランチャイズ(FC)に加盟して、新規に開業するということを仮定してみます。FC加盟ならサポートを受けつつ、開業できていいのですが、なにも知らないで頼むというのもよくありませんから、その手続きの手順をはじめ、メリットと注意点を考えていきましょう。
まずは手順のイメージを掴め!
加盟する手順といっても、段取りは人それぞれです。ここでは一例ということで挙げますが、このような感じであるとイメージができればいいと思います。まずは介護フランチャイズ選び。介護フランチャイズを扱う企業は多いので、情報を集め、直接足を運ぶなどして見極めるのが大事です。決まったら、連絡を取ります。事業概要や規約などの契約内容を提示されるので、ここでしっかりチェックです。長くつき合うことになる担当者の人柄なんかにも注目したいですね。当然、相手もあなたを査定しています。ある程度、自分の熱意や要望、計画を言えるようにしておき、お互いが納得できるよう煮詰めていきます。それがまとまったら、具体的な施設の規模、場所を決め、事業内容、開業資金、収支予想、返済計画といったものを作成するのです。それらの手順を踏み、すべてがOKとなれば、晴れて契約というわけです。だいたいの流れとして覚えておきましょう。
介護FCならいいことがいっぱい
介護フランチャイズ加盟は、特にこれまで介護に無関係だった人に大変有利です。まったくの素人が商売気分で始めても成功するほど介護業界は甘くありません。FCの加盟店となれば、開業までの支援、介護事業運営のノウハウ、さまざまな情報提供を受けられるので、素人でも心配ないのです。資金面でも時間的なことでも、介護フランチャイズなら、ローコストでスピーディーな開業も可能となります。開業後にもいろいろと相談に乗ってもらったり、指導してくれますから、仕事をしながら一人前の事業者へと成長させてもらえるでしょう。また、FC本部という第三者のチェックもありがたいことです。自分だけで施設を運営していても、人を使うとなれば難しいことがあります。本部という上の存在があることは、人をまとめるのに好都合でもあるのです。
失敗しないコツは「独立心」である
「せっかく独立したのに、介護フランチャイズの加盟店では不自由な思いをするのではないか」と不安を覚える人もいるでしょう。介護フランチャイズといっても、すべてをしてくれるわけでもありません。肝心なのは「介護施設の事業者」と「FC本部」は、それぞれが独立したものだと意識することです。加盟店だから本部に全部やってもらう気持ちでいるのはいけません。本部は本部、自分は自分、それぞれ意見があります。契約前にしっかり合わせておかないと、後でトラブルの元となります。なので、最初の話し合いで細かな部分まで質問し、回答をもらっておくことです。FCを考える人は、楽であることに目を向けがちで、「はいはい、それでいいです」と安易に決めてしまう傾向があります。金銭、解約などの不明点を明らかにして、契約することですね。
まとめ
介護フランチャイズの加盟店となり、お互いが快く仕事をするためには、自分がどのような施設を作りたいのかをきちんと描き、それを可能にしてくれるFC会社と契約できるかどうかに懸かっています。むろん、折り合うことも必要ですが、後になって後悔しないように、譲れない部分を決めておいて、話をまとめるべきです。FC自体は夢を叶える助けとなるものなのですから、メリット・デメリットを事前に勉強しておき、望む取引をしっかり意識して契約する。これこそ成功の順序なのです。