デイサービスのやりがいについて、介護従事者の声から考えます。

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デイサービスにやりがいがあるか?

デイサービスは利用者に来ていただき、夕方まで預かって世話をするシステムで、介護施設の中では特に多いものです。新規に介護事業したいと考える人もいるはずです。そこで気になるのは「どんなやりがいがあるのか」。それがなければ始める意味もありませんよね。今回は従事者の声を拾い、どのような仕事の充実感を得ているのか、紹介してみようと思います。

悪いイメージを払拭しよう!

「介護ってきつい仕事なんでしょう」と誰もが思っています。ほとんどは高齢化社会の苦悩というようなニュアンスで、厳しさばかりが注目されるので、悪いイメージになっています。おかげで業界は慢性的な人不足。しかし、そんな時代だからこそデイサービスは必要とされる仕事です。絶対になくてはならないものとして、今後も増えてゆくでしょう。そのような仕事であるからこそ、それに従事する人たちは誇りとやりがいを感じているはずです。悪い印象ばかりに目をやらず、ポジティブな体験談に注目すれば、きっと不安も解消されるでしょう。

体験談①家族のように近くにいたい

「私たちは医者や看護師とは違い、専門的な治療ができるわけではありません。でも、デイサービスでは高齢者の方々に寄り添い、毎日のように長時間一緒に過ごします。病気を治せなくても、やりがいがないとは思っていません。家族と同じというのは少しおこがましいかもしれませんが、医者よりもずっとその人に近いという自負はあります。デイサービス介護は一時的なものではありません。病院よりも相手と心を通わせる仕事なのだと思います。私はそれがとても魅力的と考えています。人間らしい仕事ですし、人が心から好きでないとできません。そこにやりがいを感じているのです」

体験談②人生のベテランに諭される日々

「デイサービスの仕事をするようになって、これまでよりもずっとたくさんの人と出会うことができた。同じ職場で働く人たちももちろんですが、いろいろな経験を積んでこられた利用者の方々と話すのは新鮮で、やりがいを覚えるのです。例えば、自分の子供の相談などをすると、さすがは人生のベテランと思わせる、余裕のある答えが返ってくる。同年の友人ならもっとああしろ、こうしろというのに、高齢の方は今だけだから放っておけばいいという。考え過ぎてキリキリしていた自分が恥ずかしく、また気持ちがスッと楽になることもあります。職場の先輩は、介護は利用者から教わる仕事なんだといいます。実際に、自分もこれまであまり話したことのない高齢の方と話をして、人間的に成長しているような気がしている。デイサービスをしていて、やりがいがあると思うのは、そんなところですね」

体験談③気づいたらお互いに「ありがとう」

「介護資格は、あったら便利そうと軽い気持ちで取りました。資格があるからと、これまた軽い気持ちでデイサービスへ。最初は利用者にお礼など言われて、悦に入っていました。でも、仕事をするうち上手くいかないことも出てくる。こっちが焦っていても、利用者が大丈夫だ、頑張れと言ってくれる。気づけばこっちが利用者にお礼を言っている。世話していると思っていたのに、こっちのほうも世話されていたんだと実感しました。介護のやりがいというのは、こういうことなんだと思いましたよ。利用者の皆さんは自分が苦労している分、人にも優しくできるんです。僕にはそういうところが足りていなかった。デイサービスって人と人の仕事なんですよ」

まとめ

デイサービスで働く人の声を聞くと、利用者との付き合いを通じて、知らなかったことに気がつかされたり、自分自身が癒されたり、成長させてもらっていると実感できることに、やりがいや喜びを覚えるようですね。もちろん、仕事はいいことばかりではないでしょうが、やって損はない仕事といえそうです。行政的にも始めやすくなっていますし、介護フランチャイズもたくさんあります。開業も夢ではなくなっている時代なのでしょう。

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