実態から、自分が介護事業をやるのにいい業態を探ります。

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介護事業のタイプから考える

介護事業で起業するとしても、施設はいろいろとあります。大きな老人ホームもあれば、家の一室を事務所にしただけの訪問介護もあり、それぞれがそれぞれの介護サービスを提供しています。介護には大きく、入居型、訪問型、通所型があり、どれがいいとは一概に言えません。事業者が作りたい業態でいいのですが、起業を考えるときには資金などの問題もありますし、どれがいいのか迷うと思います。そこで、それぞれの業態の実態を簡単にまとめてみました。どのような施設で起業するかを決めるのに、いくらかの参考にできるのではないでしょうか。

広い事業展開を実現できる入居型

入居型でよく知られているのは、いわゆる老人ホームです。亡くなるまで暮らす施設や、自宅に戻るまでの一時期預かるものなどがあり、特徴的にも医療依存の高い人向けの病院タイプとか、痴呆の人向けのグループホームなどがあり、差別化を図りやすい業態といえるでしょう。起業するにはやや資金も必要になりますが、いろいろな特色を持たせやすい施設で、大掛かりに介護事業を行いたい人には向いているかもしれません。大きな資金が必要といっても、実態は建築費用に国から助成金が出ることもあって、そこまで難しくはないようです。

訪問型は少ない資金でも始められる

訪問型は、訪問介護と呼ばれているものです。利用者の自宅に来てくれて、介護サービスをしてくれるというわかりやすい実態ですね。生活の世話をしたりするお手伝いさん的なものから、医療看護、リハビリテーションを施してくれるものなどがあります。介護事業としてはスタッフの事務所があれば開業できるので、資金的には少なくて済む利点はありますが、看護などでは有資格者が必要となり、その人材確保とマネージメントは素人には大変かもしれません。もちろん、訪問するのには車などの移動手段は絶対に必要となります。

人気の通所型。理想の施設に近づけよう

有名なデイサービスが通所型の代表になります。要は施設に高齢者が通い、そこで日中お世話をしてもらうという業務実態です。施設の規模によって1日に受け入れられる利用者に制限があり、小さな施設ならコンビニエンスストア程度、家の改築をして広いスペースを設ければやれる介護事業となります。開業には1千万前後の資金が要るでしょうが、施設で個人の特色を持たせやすいのが実態ですから、今もっとも人気の高い介護事業となっています。その理由により、施設が乱立する傾向はどうしても避けられませんから、競合してしまうのがデメリットとなるようです。

初心者ならデイサービスが無難かも

介護事業は入居型でも訪問型でも通所型でも、それぞれの役割を担っています。どの業態も必要なわけで、優劣はつけられません。初めて介護事業に参加しようとする人には、通所型のデイサービスが比較的始めやすいのではないかと思います。デイケアになると療法士などが不可欠ですが、デイサービスは探しやすい介護師がいれば開業できる実態ですからやりやすいでしょう。そこから施設の規模を拡大して、いろいろなサービスを追加したり、収益をアップしたりすることもできます。開業資金を低く抑えたいなら、訪問型の介護形態も悪くありません。国が在宅ケアを重視していることもあり、今後の発展も期待が持てますね。

まとめ

介護事業をタイプ別に、その実態を紹介してきました。簡単にまとめただけですが、その実態はなんとなく理解できたのではないでしょうか。現在は国が介護を推し、FC企業も多いので、どれでも始めやすい環境になっています。まとめてみると、素人でも始めやすいのはデイサービスのような通所型で、医療的というよりもお世話する施設となります。経営者としてのスキルが高いのなら大型の入居型、規模は小さく地道にやるなら訪問型という感じですね。

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