ここまでは、介護業界で個人での独立開業と介護フランチャイズを利用した場合の開業までの期間や資金などの紹介をしてきました。このページでは、フランチャイズを選択された方が、実際にどこを選ぶべきか、選び方の解説していきます。
信頼できるフランチャイズの選び方に関して
ここでは、加盟料金について解説します。加盟料は、一般的に200〜500万円程度が多くあります。加盟料200万円と開業キッド12万円でできるのは、サクラ介護グループです。また、加盟料200万円と開業サポート費60万円で開業が可能な樹楽があります。その他には、加盟料200〜350万円、保証金50万円程度、研修費などで合計500万円以内が多くあります。実際にかかる費用がどれ位なのかは、選び方としてまず重要なポイントになります。
次に、開業後のロイヤリティについて解説します。一般的なロイヤリティとしては、売上に対して、5%前後のフランチャイズがメインとなります。その他に、システム利用料や指導料などにロイヤリティが加算されるフランチャイズもあります。また、売上に応じたテーブル制の場合もあります。前述の樹楽は、珍しく固定で月額10万5千円となっております。ロイヤリティも選び方において、重要な要素になります。
それぞれのサポートには、どのような特徴があるのでしょうか。一般的にフランチャイズでは、独立開業までのフォローはもちろんのこと、開業のサポートが重要となります。開業サポートでは、畝井サポート、営業の支援、各種ツールの提供があります。その他にもキャッシュフローを助ける介護保険報酬の当月現金化ができるファクタリングサービスなどを提供しているフランチャイズもあります。
良いフランチャイズの見極め方について
それでは、良いと思われるフランチャイズを選ぶ方のポイントは何でしょうか。まず、重要なこととしては、介護業界は新規参入も多い業界ですが、法律改正が頻繁に行われ、キャッシュフローも厳しく、従業員も採用しにくいため、選定のポイントは、そのフランチャイズの歴史が長い企業を選ぶと良いでしょう。
次に介護業界では、介護保険報酬があり上げになりますが、介護保険報酬は、一般の業界と違い、各社で勝手に金額を設定することができません。そのため、フランチャイズを利用して開業した場合には、その後、本部に支払うロイヤリティの比率が少ないほうが経営が安定します。そのため、ロイヤリティが出来る限り低い企業を選ぶことも選び方のポイントとなります。
最後に加盟料金は、初期にかかるコストとしては、大きなものになります。選び方としては、前述したロイヤリティが低く、且つ加盟料金が低いフランチャイズを選ぶことが重要です。しかし、安かろう悪かろうでは意味がありません。実績が長くあるフランチャイズを選ぶことも重要なポイントです。
介護フランチャイズを選ぶ際の注意点について
しかし、介護事業のフランチャイズを利用する上での注意点はどうでしょうか。実際にフランチャイズを利用して開業するケースが増えている中で、トラブルになっているケースもあります。注意点としては、加盟の契約をする前の料金の支払いは、支払後に返金されないケースを気を付けましょう。また、途中解約について、周辺での出店状況についてなどについては、事前に調査しましょう。特に同一フランチャイズで近隣に出店があると顧客の取り合いが起こるケースもあります。