デイサービスを独立開業するための資金はどのくらい？
デイサービスを独立開業する際には、まとまった資金が必要です。ここでは、デイサービス開業時にはどんなことにどのくらいの費用が必要なのか、そして資金の調達方法などについてご紹介します。
デイサービス開業時の資金の内訳とは
デイサービス開業時に必要な費用の内訳について、さっそくご紹介しましょう。まず、株式会社として開業するなら法人設立費がかかります。次に、開業のための物件取得費が必要です。物件を営業できる状態に整えるための内外総工費、設備費、リハビリ機器費も必要になります。お客様を運ぶ車両費も用意しましょう。また、見落としてはならないのが求人広告費です。一人ですべてを運営することはできないので、職員を募集する必要があるため、職員のお給料も資金のひとつとして考えましょう。
デイサービス開業時の資金の目安
デイサービス開業時の費用について、内訳をご紹介しました。法人設立費以外は条件によって異なってきますが、物件を整えるために必要な費用はおよそ900万円、リハビリ機器費はおよそ550万円から見積もると良いでしょう。トータルで開業資金を考えてみると、1,500万円は用意することになります。開業してすぐに利益が入ってくるわけではないので、半年後に黒字になると考えて資金準備をすることが大切です。集客に手間取ったり、職員が集まらなかったりといった不測の事態に備えて、およそ2,000万円の開業資金を見積もっておくと安心でしょう。
小規模デイとデイサービス、どちらが独立開業向き？
デイサービスの開業を考えたとき、定員10人未満の小規模デイにしようかと考える方もいらっしゃることでしょう。小規模デイの初期投資は300万円ほどですが、平均的な月売上は300万円程度で、そこから家賃や人件費といった経費を差し引くと利益は100万円程度になります。また、運転資金として半年間の利益プラスαの資金を準備しなくてはなりません。一から始めるとなると、顧客集めも苦戦することがあるかもしれません。リスクを抑えるなら、名前の知られたフランチャイズ店に加盟することが望ましいでしょう。
デイサービス開業時の資金調達方法とは
デイサービスを始める時の資金調達方法として、まずは日本政策金融公庫の創業融資が挙げられます。デイサービスを始める場合、新創業融資制度や新規開業資金、再チャレンジ支援融資といった制度をチェックすると良いでしょう。次に銀行の融資が挙げられますが、こちらは確実に取引ができるとは限りません。最終手段としてはファクタリングサービスという方法があります。これは所有の売掛金を売却してお金を得るという方法です。いざというときのために知っておいて損はないでしょう。